教典deヨガ■バガヴァッド・ギーター第6章16節

食べ過ぎる者にも、全く食べない者にもヨーガはない。
寝すぎる者にも、睡眠が少なすぎる者にもヨーガはない。
食事と休養を適度にとり、適度に行動し、働き、節度をもって睡眠しかつ目覚めている者は、あらゆる苦を滅するヨーガが可能である。
ヨガの世界ではしばしば「中道」が説かれる。
なぜかというと、「ヨガの修練をスムーズに行うため」がその理由の一つにあたる。
ではなぜ中道をいくと修練がスムーズになるのか。
それは、こだわりや偏りが発生することによって、心がそこに縛りつけらがちになってしまうからだ。
食べ過ぎれば「あー、苦しい」
その前に空腹だった時は「あー、お腹がすいた」
眠りすぎると「ぼーっとして頭が働かない~」
睡眠不足だと「あーーー眠い~」
仕事に傾倒し過ぎるとワーカホリックに、娯楽に夢中になるとこれまた中毒に。
ついては、「何も感じない」ぐらいほどほどに携わることで、この世のすべての事象に対する執着から離れやすくなるのだ。